年始のご挨拶2026
あけましておめでとうございます。
Twitterに書こうと思ったけれどもう少し長く書きたいなと思ったのでブログにしました。
こういう時にブログはたすかる。
まず宣伝。昨年末にYouTubeを2本アップしました。
一つは2025/11/3にえべっさん古本まつりにて行われた松永K三蔵×鳥山まこと×大原鉄平の青空ラジオの音声データです。
これは松永さんからお声がけいただいて実現したんですが、楽しかった。こういうのは仲の良い人たちでやると面白くなるものです。
1時間37分、だらだらと、しかし時には真面目なことを喋っているので、まさにラジオな感じで聞いてください。
もう一つは『時の家』をテーマとした鳥山まこと×大原鉄平のトーク動画。
トークというより僕が一方的に喋ってるだけなんですが、まあまあ、良いことを言えたのではないか、鳥山さんから良いものを引き出せたのではないかと思いますので、ぜひ見てみてください。
で、このチャンネルは今回から「大原鉄平の文学コートハウス」という名前をつけてみました。
コートハウスの意味は「中庭のある家」。
オシャレやん。
このナイスな名前は数ヶ月にわたり名前を考えたものの何も出てこず「大原鉄平のピヨピヨチャンネル」とかになりそうなところを鳥山さんに泣きついて考えてもらいました。
本当に助かりました。
僕は作家さんと喋るのが好きな上に、写真も動画も撮れるしラベリアマイクも持ってるしPremiereもAEも使えるので、こういうよく分からない活動は続けていきたいと思っています。
さて2025年が終わりました。
去年は念願の初単行本をリリースすることができ、まあやっぱりそれは、人生の一大事だったわけです。
「自分の本が本屋さんに並ぶ」みたいなことについては、僕に関してはいまだに実感が無く、自分のことのように思えない。
ただそれは、夢のようで信じられない、ということでもないように思う。
何か切り離されている感じがする。
本屋さんで自分の本が並んでいるのを見ると「自分の本だ」と思う。
『八月のセノーテ』は長谷川未来さんによる素晴らしい装画と、鈴木成一デザイン室様によるプロフェッショナルな装丁デザインにより生まれた本で、それはモノとして捉えた時に、かけがえのない宝物のように感じる。
僕などが触っていいものか、と思うから、実は僕はセノーテを自分の単行本でまだ読み返せていない。
ただ本棚に飾って、時折おそるおそる開いてみてはすぐに閉じ、表紙を撫で、慈しむだけである。
ところがその本が本屋さんに並んでいるのを見ると「自分の本だ」以上の感想が出てこないのだ。
それはきっと、社会の公共物になったからでしょうね。
僕も社会参加できたんだね。
表現、と呼ばれるもののクリエイティビティが「社会参加」を本質的に目指すものとしてある、という僕の説は話が長くなるので割愛するが、公共物としての本は、公共物であるがゆえに、ただそこにあるのみだ。
そして2026年が始まりました。
今年の目標としては、中篇を2本発表したい。
先のラジオで松永さんも仰ってましたけど、書けるのはそら書けますと。
書くだけやったらなんぼでも書けるんですと。
ただ、載るかどうかはまったく分かりません。
なので「書きたい」ではなく「発表したい」となるのですね。
僕は特に下積みが長いから、風景とか、モチーフとか、過去作品の一部のイメージとか人物とか、今から物語を生み出そうとする時に蠢く素材が無数にある。
書きたい物語はたくさんあります。
ただなあ……
というのが今回ブログを書こうとした本題で、ただ、もう、こんな自分の心を掻き回して奥底のものを泣きながらブチブチ引きちぎって陽のもとに晒してその痛みに耐えながら書くみたいな書き方は、もうやりたくないなあと思うよ。
なんでこんな辛いことをやっとるんだと思いますよ。この歳で。
平和に生きていこうと思えば生きていけるくらいの状態ではあるんですよ。全然いけるよ。もういろんなものを越えてきたから。
だから今後は、分からないけど2027年にまだ僕の小説を載せてくださる雑誌がどこかにあるとすれば、その時は「自分の心」ではなく「他人の心」に手を伸ばしているかもしれないね、と思う。
2026年、今年のものはまだそんな書き方をすると思うけれど。
僕はずっと、小説は自分の知っているものだけで勝負して、知っているものを書き尽くしてそこではじめて知らないものに手を伸ばすべきだと考えてきた。
なのであと1~2作は自分の知っていることを書いて、その後は……
などと勝手に妄想している。
が、まあどうなるかは分かりません。
小説を書いていて、どうなるかなんてこれまで分かった試しがないのだから。
あと、これも僕がどうこうできる話じゃないので言ってもしょうがないですが、でも気持ちを書いておくと、やっぱりもう一冊、本は出したいですよ。
辛い思いをして書いたんだから。
今のところ可能性はゼロではないので、2026年あるかもしれないイベントとして、気長にお待ちくださいませ。
そんなところかなあ。
小説に関係ない抱負で言うと本当に痩せないといけない。
本当に。
洒落になっていない。
などと騒いでいたら忘年会で15年ぶりに会った友達に「Fit Boxing 北斗の拳 ~お前はもう痩せている~」で10kg痩せたと教えてもらったのでその場で注文しました。
なのでおそらく10kg痩せます。
よかった。
年賀状はこれから作ります。
既にデザインはなんとか終えた。
あらかじめ「来年も遅れます」って印字しておいた。
できる男である。
それでは皆様、本年もどうぞよろしくお願いいたします。